大嫌いな同僚Iさん②のつづきです。
最悪をどんどん更新していく同僚Iさん。
とある日の朝。
Nちゃんが出勤するなり一枚の書類を突きつけて不機嫌にこう言った。
「これからこの業務は一切俺にふってこんといて、Kさんに回して。」
固まるNちゃん。
「どういう事ですか?」
Iさん「これからその業務から俺は一切手を引くから書類も回さんといて!」
Nちゃん「手を引くって、確認とかどうするんですか?」
Iさん「Kさんに言って!」
一体何が気に食わないのか、突然自分がやっていた業務をKさんに押し付ける宣言をしたIさん。
「あんみつさんどうしたらいいですか?Iさんに確認してもらわないと分からないこともあるのに、全部Kさんにふっていいんでしょうか?どうしよう…」
その間もIさんは取引先に「業務から外れたので今後はKに連絡してほしい」と電話してまわってた。
Iさんは一部特殊な専門性のある業務をやってはいるが、それ以外の業務はKさんと二人で割り振りしてるのでIさんがその業務を放棄すると、Kさんへの負担が爆増する。
Kさんはそれを承諾したのか?
電話を切ったところでIさんに話しかけた。
私「Iさん、今の話しですけどKさんに承諾は得てるんですよね?」
Iさん「今からKさんに話すから」
私「今からってどういうことですか?Kさんから承諾ももらってないのに取引先に電話したんですか?」
Iさん「もう俺仕事一杯一杯やねん!だから○○(特殊作業)やる時間ない!」
私「時間がないのは一日中事務所のパソコンにしがみついてるからじゃないですか?」
Iさん「社長からも色々引っ張りまわされてんねん!自分の仕事でけへんのに責任だけ負わされるとか嫌やから!」
私「だとしても順番がおかしいでしょ?Kさんと業務を割り振りしてるのにKさんの承諾なしにあなたが業務放棄したらKさんに全て負担が行くでしょ?」
Iさん「だから今から話すって言ってるやん!そんな大した仕事ちゃうから大丈夫やって!(笑)」
私「何がおかしいの?大した仕事じゃないなら人に押し付けんと自分でやったらいいでしょ?それにほんの2.3回社長に現場につれて行かれただけで自分の仕事がパンクするとか、自分は仕事できませんって宣言してるようなもんですよ!」
Iさん「俺もうやめるから!」
私「またいつもの辞める詐欺ですか?辞表は出したんですか?辞めるのは勝ってやけど自分勝手にやりたい放題して職場を混乱させないでください!」
女にここまで言われると思ってなかったのか黙りこくってしまったIさん。
私が席に戻ると何やら独り言のようにぶつぶつと口ごもった。
「大体○○が悪いからこんなことなるねん」
○○の部分が聞こえなかった私は振り返って大声で聞いた。
私「何が悪いって?もう一度言ってください。何が悪いんですか?」
Iさん「・・・。」
私「Kさんに承諾貰う前に取引先に担当者変わったって電話したんですよね?Kさんが無理って言ったらどうするつもりなんですか?それこそ責任問題ですよ?まあ辞めるから関係ないけど!」
もう完全にプッツンきてる私。
これでもかってくらい捲し立ててやった。
Iさん「今からKさんに話してくる」
そういうとおずおずとKさんと話し合いに行ったIさん。
その間もずっと不安そうにしていたNちゃん。
私「Nちゃんごめんな。今から社長に電話して一部始終話すから。あいつ何が悪いって言ったか聞こえた?」
Nちゃん「上が悪いって言ってました。」
私「上?上って社長のこと?」
Nちゃん「多分そうだと思います。」
今思うと、
50代のおっさんとおばちゃんが社内で口喧嘩とかみっともないにもほどがある。
冷静に冷静にと自分に言い聞かせてたけど、Iさんのあまりに酷いふるまいに、さすがの私もついついヒートアップしてしまった。
その後、社長が間に入って話し合いすることになるんやけど、ここでもやっぱりひと悶着あったわけです…(;^_^A
つづく